不安や辛さを全て話す必要はありません

初めての事は、誰でも戸惑いや緊張をするものですが、特に心療内科は体調不良とは異なり、受診に抵抗がある方は少なくありません。また、自分の症状を理解してもらえるかという不安がどうしてもついてきてしまうものです。他の診療科のように、レントゲンや血液検査などで明確な病名が付くわけではないので、現在の状況を的確に伝える事が重要となってきます。

とはいえ、精神的な事を話すのは非常に困難であるのも事実です。辛い思いをした経験を言葉にすることは簡単な事ではありません。決して初診で全てを話そうとしなくても大丈夫です。初診の時に話すべきことをご紹介しますが、話す事に抵抗がある場合は話そうとする必要はありません。ただ、嘘をつくのではなく、辛くて話が出来ないという事を医師に伝えるのが重要なのです。

出来る範囲でまとめておきましょう

それでは、適切な療法を受けるためにどのような情報を伝えるべきかをご紹介します。 まず、現時点で一番困っていることを考えてみましょう。例えば睡眠に弊害があること、頭痛に悩まされているなど、身体の変化で困っていることをまとめておきましょう。さらにその症状がどのようにして現れたかを思い出してください。徐々に症状が出るようになったのか、急に出てきた症状なのかを思い出しておきましょう。初めて症状が出たのがいつ頃だったかも大切な情報です。 さらには、家族構成や家庭環境、出産時に異常がなかったかどうかも大切です。そして精神疾患の家族がいるかどうかも必要な情報です。また、小中学生時代、さらには高校大学生活の中で、トラブルはなかったか、不登校やいじめの経験も重要です。自身の過去を振り返ることになりますので、無理のない範囲でまとめておきましょう。