心療内科は心と身体の両方を診ることができる

心療内科は、1996年に標榜科として認められた比較的新しい診療科目です。心療という言葉が印象的で、心のメンテナンスだけを目的としている科目だと捉えられることが多いですが、内科という言葉が付いていることに注目してください。要するに、心療内科では内科的治療もしてもらえるということです。精神的なトラブルと、そのせいで起こる身体のトラブルの両方を診るという点で、一般的な内科とは違います。

例えば、拒食症に陥った場合、状況に合わせてカロリーや水分を補給できる点滴をしたりします。内科的な治療が必要な症状が出た場合でも対処可能という点が、心療内科を受診する一番のメリットです。もし、内科は専門外である精神科にかかっている同様のケースの場合、提携している内科に回されることもあり得ます。そんなやり方では手間と時間がかかってしまうだけです。

心療内科なら受診しやすいと感じる人もいる

精神科、精神神経科などは、なかなか受診しづらいと感じる人が多いようです。そのため、相談や治療をしたいけれどその一歩が踏み出せない、という事態に陥ることもあります。しかし、心療内科という言葉の響きであれば、心のトラブルを抱えて治療を望んでいる人にとっては受診しやすく、通院しやすいという人もいます。

心療内科では、自分から予約する人がたくさんいます。誰かにすすめられて仕方なく予約するというよりも、自分と向き合おうと思って前向きに予約を取る人が多いです。精神科というと、安易に精神病という言葉が付いて回り、認めたくないという思いに駆られたり、自分自身が偏見を持っているケースが多々あります。その点、心療内科は話を聞いてもらえる心の拠りどころとして捉える人も多いといいます。早く受診することで、悩みや苦しみから逃れるタイミングも早くなる場合があります。これも心療内科の大きなメリットでしょう。